Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

もっと上手くなりたい!!

(10月5日放送)
梶原しげる 梶原しげる

梶原しげる (かじわら・しげる)
1950(昭和25)年神奈川県生まれ。
早稲田大学第一法学部卒。1973年文化放送に入社してアナウンサーとなり、1992年か らフリー。現在テレビ朝日系「テレビの力」などテレビ・ラジオの司会を中心に活躍 中。また2002年に、東京成徳大学大学院心理学研究科を修了。認定カウンセラーと健 康心理士の資格を持つ。これまでのアナウンサー生活の経験をもとに、現代の言葉遣 いの乱れに警鐘を鳴らす?!渾身の書「口のきき方」が好評発売中!

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、20年の局アナウンサー経験を経て、テレビ・ラジオはもちろんの事、日本カウンセリング学会認定カウンセラーとしてもご活躍。『口のきき方』というタイトルの本を出されたばかりの、正しい日本語・正しい口のきき方の伝道師、梶原しげるさんです。じっくりお楽しみください。


呆れるぐらい下手なんです。
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鹿島 :今週のゲストは、このお方です。

梶原 :どうも、梶原しげるでございます。なんか生意気なタイトルでいやですよね。『口のきき方』。こういう本を持ってお伺いすると、“ほーっ。聞かせて頂こうじゃありませんか。”っていう冷たい受けとめ方をされるんですが、それほどのもんじゃないんです。僕らは50歳を過ぎていますからね。じじいですからね。だからちょっと、“えっ、この言葉ちょっとヘンかな〜”と思うようないくつかの言葉を、その言葉を使う人たちの背景にある心理とは何だろうか? というのを探ってみて、面白い本にしてみようかなと思ったんです。

鹿島 :言葉って、今どんどん色んな方向に変化していっている時期だという感じがするんですけど。

梶原 :そうですね。『ぼくとかは〜』とか、『私的には〜』とか、『どうなっちゃったりなんかしちゃったりしているわけ』とか、『どこらへん』とかね。色んな言い方をしますよね。それから“ファミコン言葉”って言うらしいんですけど、ファミレスやコンビ二などで言う、『1万円からお預かりいたします。』『お会計のほうは995円になります。』という言い方も定着したと思われるんだけれども、文化庁というところが調査してね。『〜のほう〜になります。』というこの言葉は、およそ10年前にすでにあったんです。

鹿島 :はい。

梶原 :それについて調査した時に『おかしい。なんとなく違和感がある。』という方が3割ぐらいしかいなったんです。それが最近同じ調査をやったんですよ。そしたら、5割の方がヘンだって言い始めたんです。恐らくね、僕はこの『〜のほう〜になります。』という言葉は消えていくと思います。

鹿島 :はい。

梶原 :違和感を持つ人が増えてきている言葉もあれば、違和感を持つ人が減って来ている言葉というのもあるんですね。『見れる』とか『食べれる』とか。まあ“ら抜き言葉”ですね。これについては、むしろ違和感がなくなってきているらしいんですね。

鹿島 :はい。

梶原 :『〜ほうから』や『〜なります』は、どうも消滅していく方向にあるのかな。消滅するんだったら、早めに消滅しましょうよ。いつまでも恥ずかしい言葉を使っているのを辞めたほうがいいんじゃないかな、というのが、ひとつの提案なんですよ。

鹿島 :なるほど。例えばこういう番組で、梶原さんのクルマにまつわるこだわりっていいますと…って聞きたくなるんですけど、逆に違う言い回しで、いい言葉はありませんかね。

梶原 :あーそうね。おっしゃる通りですよね。いや、いいんじゃないですか。クルマに対する嗜好ですよね。好みですよね。僕のクルマの好みというのは、本当はでかいワンボックスカーで、乗り降りが楽なやつが一番いいんですけど、駐車場が制限されますでしょ。車高が上につかえちゃったり、やたら低いガードがあったりしてね。そういうのがあると、私はクルマの運転が極めて下手ですから。

鹿島 :そうなんですか。

梶原 :私の周りの人間は、みんな呆れかえってます。1回、クルマの運転がいかに下手かということで番組をやったことがあるんですよ。実験もやりました。どのくらい車庫入れが下手かっていうのをやったんです。別に演じたわけではないのですが、本当に下手。入らない。

鹿島 :そうですか。

梶原 :今度、プリウスというクルマはトヨタでございますよね。もう、このクルマの出現を待っていました!

鹿島 :いわゆる自動的に…

梶原 :はいはい!自動的に縦列駐車ができるというね。僕はこれを最初にニュースで聞いた時は、やっぱり俺みたいなトンチキが、結構世の中にはいるんだなーと思って嬉しかったです。待ってましたよ。クルマの進化っていうのはコレですよ。縦列駐車が出来ない私の場合は、例えば原宿・表参道なんかに、最近路上に駐車スペースがありますよね。あれが私の場合は、1つ空いているのでは入れない。少なくても2つ以上が続けて空いていないと、入れないんですよ。

鹿島 :ハハハ。

梶原 :だから空いているにもかかわらず涙をのんで、そこをすーっと通って、結局どこにも止まれないで家に帰って来るという事があります。

鹿島 :もったいないですね。あの界隈は、1個空いていればラッキーって世界ですからね。

梶原 :もうホントにそうですよ。僕は駐車場でも横幅が大事です。クルマが1.5台は入れるであろうぐらいの幅が無いとダメです。だからコイン駐車場は止められないんです。出掛ける時も、これから行く先に必ず、ある程度の広さの駐車場が確保してあるとか。または体育館の脇に止めて下さいとか。それから、郊外のファミレスなんかだと結構余裕がありますでしょ。そういうところであればOKなんですけれども、それ以外で駐車場が不安なところには、自分でクルマを運転して行けないです。

鹿島 :これは大変失礼な話かもしれませんが、たまに駐車場でクルマを2台分に絶妙な使い方をして止めていらっしゃる方がいますが、あれはもしかして梶原さんですか?

梶原 :ホントにバカヤロウなやつでしょう。このタコヤロウって、ホントに貴重なスペースをね。でもね、ホントに辛いんですよね。



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