Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
ニコラス・ペタス 笑顔で通えるサムライ道場!



大山倍達に憧れて。
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鹿島 :サムライ精神の道場が高田馬場にオープン!

ニコラス :はい。“ニコラス・ペタス道場 スピリット・オブ・サムライ”という名前で、2月に開きました。空手とキックボクシングの両方を教えています。現在の生徒数はは70人くらいですかね。僕は生まれてから3週間しか経っていない赤ちゃんのときに、家族全員でギリシャから京都に渡ってきたんです。だから意外と日本に縁があるんです。

鹿島 :京都ですか。幼い頃の環境がその人の人生に大きく影響を与えると言いますからね。プロフィールではデンマーク出身となっていますが、その後にデンマークに行かれたわけですか?

ニコラス :そうですね。僕が3歳か4歳のときにお父さんが亡くなったんです。それでみんなでデンマークに戻ったんです。その後、日本に来たのは18歳のときですね。

鹿島 :それはどういうきっかけだったんですか?

ニコラス :大山倍達に憧れて、です。空手はやはり日本で学びたいと思いまして。大山倍達に学びたかったんです。内弟子になるために日本に来たんです。

鹿島 :そうなんですか。一説によりますと、大山倍達さんの最初で最後の日本人以外の方での内弟子だとか。

ニコラス :はい。僕は日本人と同じように、白帯で入ってそれからずっと空手をやってきました。正直な話、最初は日本語がわからなかったので、日本人の内弟子と僕のやっていたことが違うこともありました。たとえば、僕にできない仕事は決してやらせなかったですね。その代わりに僕は稽古を一生懸命やりました。まあそのおかげで僕は強くなれたんですが。

鹿島 :そういえば、空手を始めたのはなぜなんですか?

ニコラス :これは不思議な話なんです。デンマークで1回ケンカでヒドい目に遭ったんです。いきなり年上の人にボーンと蹴られたり、殴られたりしたんです。それがすごく怖くて。その後これはなんかしなくてはと何ヵ月も悩んでいたところ、急に頭の中に“空手”という言葉が浮かんだんです。

鹿島 :はい。

ニコラス :それまでは空手にいろいろな流派があるなんて、まったく知らなかったんです。コンタクトありとか、セミコンタクト、フルコンタクトとか。日本にはたくさんの流派があります。デンマークにはコンタクトがないのと極真空手の2つしかなかったんです。そのどちらも僕は知らなかったわけなんですが、お兄さんの友達が昔、極真空手をやっていたんですね。それで「お前、空手をやりたいんだって? それなら俺が昔通っていた道場を紹介してやるよ」と声をかけてくれたんです。それで胴着までプレゼントしてくれて。

鹿島 :はい。

ニコラス :僕は帯の締め方を教わる前にちょっと胴着を着てみたんです。帯を自然に締めて、こんな感じですか?と聞いたら、「お前、なんで知っているの?」と言われて。

鹿島 :ははー。

ニコラス :そこが不思議なんですね。それで極真の道場に入って大山倍達の話を聞いて、これはぜひにも日本に行って内弟子にならなければ、と思ったんですよ。

鹿島 :10代にしては一大決心ですね。

ニコラス :16歳のときに決めて17歳で学校を辞めて、1年間アルバイトをしながらお金を貯めて日本に来たんです。

鹿島 :そういう意味ではご自分の精神を伝える道場も作られて、今一段と輝いている時期ですね。

ニコラス :そうですね。独立して自分の道場を出したということで、これから僕が後輩を育てるというのが楽しみなんです。





頑張れば道は開かれる!
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鹿島 :僕も道場のほうに行かせていただきたいと思います。

ニコラス :はい。この間、鈴鹿でレースを観て思ったことがあるんです。レーサーはバイクとの戦いがありますよね。やはり勝つにはコーナーをどこまで攻められるか問題なわけですよね。

鹿島 :フフフ。

ニコラス :自分を追い込むことをもう少し覚えるといいのでは、と感じたんです。いまいち順位が伸びないとか、ベスト5、ベスト3までに入れない選手だったら、精神的、肉体的に鍛えたほうが自分を追い込めると僕は感じたんです。

鹿島 :それは、1%もマージンを残さないギリギリの走りを会得しろ!ということですか?

ニコラス :そうですね。基本的に空手、キックボクシングと一緒だと思うんですが、少し学んだほうがまだ自分を追い込む道を見つけることができませんか?

鹿島 :何かにトライしているすべての人たちに、今のメッセージは残したいですね。

ニコラス :はい。

鹿島 :もしこの番組を聴いて(見て)道場に問い合わせがあったり、フラッと訪れる方がいましたら、なにとぞよろしくお願いします。

ニコラス :もしそういう人がいれば、入学金を半額にしますよ。フフフ。

鹿島 :ハハハ。太っ腹ですね。ぜひ訪れてほしいですね。でも空手というのは気軽に訪れるタイプのものではないんでしょうね。気合を入れて、心してかかってください!

ニコラス :いや、道場というとみんな固い、堅苦しいイメージを抱くんですが、ウチの道場は本当に笑顔で来て、笑顔で帰れるんですよ。ほかのところとは違うかもしれないですね。

鹿島 :負けない気持ちですね。変な話、体力的な事は考えたりしなかったんですか?

ニコラス :それはまったくないです。どんな心配もないです。あのペースで、あの中でどんな事でも出来る。これからもっともっと、やりたいんですよ。初めてここまで語っているんですけどね。

鹿島 :わかりました。本当にありがとうございました。またお越しくださいね。

ニコラス :はい、ありがとうございます。押忍!







今週は先週に引き続き、
格闘技の世界からバイクをこよなく愛する
ニコラス・ペタスさんをお迎えしてお送りしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
どうぞお楽しみに!!



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