Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

下駄代わりのフェラーリ328!

(8月3日放送)
桜井賢 桜井賢

生年月日:1955.1.20 血液型:A
出身地:埼玉県 趣味:テニス、F1観戦

スーパーグループTHE ALFEEのベース&ヴォーカル。1974年に「夏しぐれ」でデビュー、それ以来30年に渡って第一線で活躍を続けている。趣味にF1観戦とあるように、クルマ好きとして業界内で有名である。愛車はフェラーリ328GTS。8月13日には人気アニメ「ドラえもん」のエンディングテーマ「タンポポの詩(うた)」をリリース。8月16日、17日には「THE ALFEE 22nd SUMMER EVENT 〜YOKOHAMA SWINGING GENERATION〜」を横浜みなとみらい21「横浜インナーハーバー」で開催するなど目が離せない!

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

先週に引き続き、F1、スポーツカーまでこよなく愛するTHE ALFEEのベース&ヴォーカルの桜井賢さんをお迎えいたしました。じっくりお楽しみください。


突然、煙が・・・
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鹿島 :今週もこの方をお迎えしています。

桜井 :どうも、THE ALFEEの桜井賢です。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。まず桜井さんのクルマ歴について聞かせてください。

桜井 :僕はあまりクルマを買っていないんですよ。初めて買ったのが30過ぎ。それまではクルマなんて買えませんでしたから。もちろん、朝からお酒を飲んでいたのでクルマを運転する気もなかったんですけどね(笑)。クルマを買ってからは朝お酒を飲まなくなったので、それはそれでよかったのかもしれない。自分で最初に買ったクルマは、BMWの635CSiです。

鹿島 :渋いですね。渋い・・・といいますか、速いクルマですよね。かなりデザインも美しかった。

桜井 :当時としては速いほうでしたね。僕はデザインに惹かれたんです。フロントスポイラーが純正で、そのまま付いていたのが一番最初ですからね。ちょっと下のほうに張り出した感じでね。なかなかいいクルマで、僕は11年乗っていました。だけど走行距離は7万qでしたね(笑)。たいていマネージャーのクルマに乗りますからね。それにあまり遠出もしませんでしたし。

鹿島 :その後は何に?

桜井 :えっと、BMWの後はもういきなりフェラーリになっちゃったんですよ。

鹿島 :きましたね! そのフェラーリには今でもお乗りですか?

桜井 :はい。1987年型の328GTS黒ですから・・・もう何歳になるんでしょうか。

鹿島 :長く乗られていますと、いろいろなエピソードがあると思うのですが。

桜井 :ありますね。いわゆるフェラーリというと、“じゃじゃ馬娘”というイメージがありますが、それはたしかにそうです。乗りこなすのは大変だと思います。僕も乗りこなしていません(笑)。それともうひとつ、“欠陥娘”というのが少しありますね。部品がないのと、何かあるたびに本国から輸入しなければならないという、ね。

鹿島 :わりと、預けたら帰ってこないですか?

桜井 :そうですね。入院期間は多少長いことがあります。でもみなさんが思っているほど壊れるクルマではないです。あのイタリアのクルマは壊れるわけではないんですよ。そのときだけ調子が悪いんですね。

鹿島 :たまたま(笑)。

桜井 :そう。日本やドイツのクルマは、ワイパーが止まったりすると絶対壊れているじゃないですか。でもイタリアのクルマは、ワイパーが動かなくても壊れたわけじゃないんですよ。そのとき調子が悪かっただけなんですよ。また何日かすれば動きますから。不思議ですよね。

鹿島 :それは微妙ですね。

桜井 :微妙です。あとパネルの電気が全部点かなくなったことがあります。それも接触が悪くて消えたんですけどね。真夜中で、メーター類が何も見えないので怖かったですね。でも何が一番怖かったって、煙を吐いたことですかね(笑)。

鹿島 :ご自分のクルマから?

桜井 :はい。ラジエーターから水が半分くらい抜けて、そのうえエンジンオイルがちょっと漏れて火が点いたらしくてね。

鹿島 :危険ですね。

桜井 :駒沢通りを走っているときにいきなり煙が見えて、「これはなんだ、あっ、俺のクルマだ!」って。みっともないからわき道に入ったんです。そうしたらそこで職人さんたちがタバコを吸って憩いの時を過ごしているんですよ。その横を白い煙をもうもうと吐きながら走り抜けると、「オー!」って、みなさんが指をさすんですよ。それからすぐに電話して、トラックを呼んで、乗せて運んでもらいました。あれは悲しかったですね。

鹿島 :フフフ。大事には至らなかったんですか?

桜井 :ええ。もう少し、あと何キロか走っていたらダメだったと言われました。水温が120度までいっていましたから。



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2,000回転が限界でした!?