Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

生まれた年のハーレーと一緒に。

(6月29日放送)
高田純次 高田純次

1947年(昭和22年)東京生まれ。東京デザイナー学院卒業後、「自由劇場」研究生として演劇に目覚め、昭和52年、柄本明、ベンガルらも所属する小劇団「東京乾電池」に加わる。その後、『天才たけしの元気が出るTV』などのテレビ・バラエティで人気沸騰。テレビやラジオで大活躍中。また、大のクルマ好きとして芸能界でも有名。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、4週間ぶち抜きスペシャル企画の第3弾。もちろんゲストはクルマを愛してやまない高田純次さんです。じっくりお楽しみください。


ロータス・エランと由美かおる
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鹿島 :今週のゲストもこの方です。

高田 :どうも。日本のディカプリオ、高田純次です。よろしくお願いします。

鹿島 :フフフ、よろしくお願いします。毎週クルマトークが尽きませんね。

高田 :なんだろうね。クルマに対する憧れみたいなものが小さい頃からあるからかな。オモチャもほとんどクルマ関係のものだったし。時代が時代で、クルマに乗ること自体厳しい時代だったからね。

鹿島 :忘れられない思い出ってありますか?

高田 :僕は、3歳の時の、木のトラックと一緒に写ってる写真をいつまでも持ってるんだけどね。なぜそれを持ってるかというと、僕が非常にかわいく写ってるのね、フフフ。

鹿島 :ハハハ。それは全然きっかけでも何でもないじゃないですか。

高田 :僕が憧れていたのは、その頃・・・『平凡パンチ』だったかな。三保敬太郎さんというピアニストの方が黄色いロータス・エランに乗ってたんですよ。その写真をずっと机の前に飾ってました。それからもう1枚、由美かおるさんのタイツ姿の写真を置いてね。好きだったから・・・フフフ。それでいつかロータス・エランをと思ったときに、玉川学園のところでスーパーセブンを見ちゃったんです。エランはもしかしたらもう少し年齢がいったときに買えるかもわからないから、とりあえず今の人生を変えるのに必要なのはスーパーセブンかなと思って、スーパーセブンを買いました。

鹿島 :いろんなクルマの話をキッカケに、昔の記憶とか当時のことなども甦ってきますよね。

高田 :甦ってきた。よかった!うれしい!! 僕もちょっとボケ始めているからね、ハハハ。

鹿島 :クルマの話をしていると当時の道の風景とかが浮かび上がってくるので、クルマは時代の象徴として欠かせないですよね。

高田 :たしかにクルマで年代が甦ってくることはありますよね。僕は小学校2年生の時にしょう紅熱、いわゆる法定伝染病のひとつで隔離されたことがあるんですよ。その時に来た病院のクルマがアメリカのバン。なんていうのかな、あの、木の枠のアメ車・・・。

鹿島 :はい。

高田 :それが来た時には乗れるのがもううれしくてうれしくて。周りのこどもたちも「うわ〜、外国のクルマに純ちゃんが乗る〜」って、ホントに僕は万歳三唱で見送られたんですから。

鹿島 :そういう時代だったんですね。

高田 :外国のクルマを見ることなんてないですからね。僕が大学受験の時に、狛江の駅前で朝の8時くらいにクリーム色のポルシェが女の子を乗せて僕の前をブォーッて走っていった時のそのイメージがね。なんで狛江でポルシェなんだ!って。その時代、あの近辺で外車を見るなんてことはないんだから。

鹿島 :ショッキングな映像だった・・・。

高田 :ちょっとしたいいクルマといっても、ほとんどリアカーとかそんなものだけだったんだから。時代的にね。普通の国産車を見ることもほとんどないし、まあ少しは走ってたのかもしれませんが、外国のクルマを見るなんてことはない時代だから。

鹿島 :しかもすてきな女性を助手席に乗せて。

高田 :いつかは僕もそういう風に、朝、女の子を乗せて・・・どこに行くのかはわからないですけど、そういうのをやりたいなあと思ってましたから。だからポルシェを買った時はちょっと夢心地でした。

鹿島 :感慨深かったですか。

高田 :その時、僕、クリーム色を買わなかったのを今でも悔やんでるんです。ついつい黒にしちゃったんです。そういうところで気が弱いんだろうね。クルマ自体も派手だし、色もクリーム色じゃ派手だからって抑えちゃったのがね。僕はクリーム色って意外と好きなのよ。SLもクリーム色だしね。そのあとのアウディは黄色だったけどね。なぜ黄色にしたかというと、他の色より安かったから。売れないで残ってたから。

鹿島 :ホントですか?

高田 :ホント。真っ黄色。でも黄色というのも僕は意外と好きなんだな。



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