Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

3万円のオートバイから始まった。

(6月22日放送)
高田純次 高田純次

1947年(昭和22年)東京生まれ。東京デザイナー学院卒業後、「自由劇場」研究生として演劇に目覚め、昭和52年、柄本明、ベンガルらも所属する小劇団「東京乾電池」に加わる。その後、『天才たけしの元気が出るTV』などのテレビ・バラエティで人気沸騰。テレビやラジオで大活躍中。また、大のクルマ好きとして芸能界でも有名。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、4週間ぶち抜きスペシャル企画の第2弾。もちろんゲストはクルマを愛してやまない高田純次さん。高田さんのカーライフに徹底的に迫ります。じっくりお楽しみください。


試験場で・・・お赤飯炊こうかと思った!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :今週のゲストもこの方です。

高田 :どうも。日本のキアヌ・リーブス、高田純次です。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします(笑)。高田さんは免許をいつ、どのように取られましたか?

高田 :免許ね。僕、実は免許ないんですよ。

鹿島 :それはこの手の番組ではなかなかシビれるギャグですね。

高田 :フフフ。シビれる!? 最初は自動二輪だったんですよ。僕は大学入試を2年の間に11校受けて、どういうわけか全部受からなかったんです。僕の勉強したところと試験に出たところが違っちゃったんだね。それでほとんど無試験で東京デザイナー学院に入ったんです。それで夏休みになんかしなくちゃいけないというので、バイクの免許を取って、写真を撮りながらいろんなところを巡ろうと。それで鮫洲試験場で、今もそうかな。いきなり受けられるんですよ。

鹿島 :いわゆる一発免許ですね。

高田 :そう。それで朝行くんですよ。まずペーパーテストがあるんです。ペーパーテストは100人中98人は受かる。それで午後から実地試験があるんです。実地は反対に100人中98人は落ちるの。ペーパーテストに受かってる人は1週間後にペーパーテストなしでもう1回実地試験が受けられるんですよ。ところが1週間も待てないから、また次の日朝からペーパーテストを受けるんですよ。

鹿島 :そうすれば、その日のうちに実地試験が受けられるんですね。

高田 :それをね、月曜日から金曜日まで繰り返してました。結局、自動二輪の免許を取るのに3週間かかりました。

鹿島 :ということは、毎日毎日3週間に渡ってペーパーテストを受けたんですか?

高田 :はい。3週間ペーパーテストは毎日受かりました。それで3週間目の実地でやっと取れました。その時に取った免許がそのままずっと来て、もう何CCのバイクでも乗れる自動二輪免許でね。何て言うんだろう・・・。

鹿島 :今で言う、限定解除!

高田 :限定解除か。まあ、それでハーレーとかも乗れるんだけどね。免許を取った後、夏休み前にバイク雑誌を見て、田無のほうの人からカワサキのバイクを3万円で買ったんです。一応、日本一周だという名目でユースホステルにも入ってね。北海道に行ったんです。その時に、屈斜路湖に下りてくるところで対向車と事故っちゃったんです。

鹿島 :クルマとですか?

高田 :でも軽だったから。結局、オートバイもかなりガタがきてたので、九州・四国は行けなかったんだけど、1ヵ月と10日くらいかけて本州のずっと向こうのほうまで巡ってきました。それが自動二輪。

鹿島 :はい。

高田 :クルマの方は、20歳の時に写真屋さんでアルバイトをしてたんです。目黒にある日の丸自動車の上で、教習所に申し込みに来たお客さんの写真を撮ってたんです。カメラはセットされてて、要するにシャッターだけを押す人間がいればいいんです。それでせっかく日の丸自動車でアルバイトをやってるんだから普通免許も取りたいと思って、日の丸自動車に10回くらい行ったのかな。その頃は1回2000円近かったかな。

鹿島 :教習所で練習をして、その後また試験場に一発免許を取りに行ったんですね。

高田 :そう。だから10回だけ行って、鮫洲に普通免許を取りに行きました。これは4週間連続で落ちた。ハハハ。

鹿島 :厳しかったですか。

高田 :厳しかったね。クランクなんかも厳しくてね。それでもだいたい3週間目を過ぎたあたりから警察の(試験官の)人も、「あっ、もうそろそろ、来週あたり頑張れば取れるかな」くらいのことを言ってくれてね。それで4週間目のアタマ、月曜日に普通免許でランプがついたんですよ。3人ついた。それがついた時にはその場でお赤飯でも炊こうかって気持ちになりました!

鹿島 :ハハハ。

高田 :ホントに。3つだけついた中に自分が入ってたから。僕、今まで大学から何からずーっと落ち続けてきたんですよ。自分の番号が載ってるというのはなかったから。それはもう倒れるくらいうれしかったな。



next page
250キロで追突された!?