Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

仕事も遊びも一生懸命!

(5月18日放送)
服部尚貴 服部尚貴

1966年6月13日生まれ。三重県四日市出身。1986年のレースデビュー以来、F3、F3000、フォーミュラニッポン、GT、ルマン、インディライツ、CARTシリーズ等、ありとあらゆるレースで活躍。今シーズンは全日本GT選手権にトヨタスープラで参戦中。持ち前のクレバーな分析力を活かし、ビデオマガジンや雑誌等でも活躍。日本を代表するトップドライバーの一人。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、1986年のデビュー以来、F3、F3000、フォーミュラ・ニッポン、GT、ル・マン、米国のインディライツ、CARTシリーズなどなど、ありとあらゆるレースで活躍。今シーズンからは、GTにトヨタスープラで参戦中のレーシングドライバー・服部尚貴さんです。じっくりお楽しみください。


タイヤ選びはレースのキモ!!
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鹿島 :今週のゲストは、先週に引き続きましてレーシングドライバーの服部尚貴さんです。よろしくお願いします。

服部 :よろしくお願いします。

鹿島 :今年のGT選手権の話題のひとつが、服部さんがトヨタのスープラに乗っているということです。実際に第2戦まで終わりました。先日の富士スピードウェイから、マシンが03モデル、いわゆる新モデルになりました。予選4位、決勝5位という結果だったわけですけれども、どうですか?

服部 :ほかのスープラ勢とは違って、うちはダンロップタイヤを着けてまして、ダンロップタイヤを着けているのが1台なんですよ。ということで、テストからロングディスタンスの磨耗まですべて1台でチェックしなければいけないということで、ほかよりハンディはありますね。その中で、1戦目はテストもしていない、ほとんど実戦テストみたいな感じだったんです。まあ、初期トラブルも出て、朝のフリー走行が走れなかったりとかいろいろあったんですが、決勝ではメカニックが頑張ってくれて、クルマはノートラブルでした。タイヤに関しては、やっぱり長い距離を初めて走ったということもあって、これからの課題や、やらなければいけない部分もわかりました。

鹿島 :はい。

服部 :新しく今年の03マシンを使った1戦目としては、ラッキーな部分もあって、5位といういい成績を残せました。これからどんどんミーティングをして、チームもタイヤもいい方向に行ってくれるハズですので、楽しみです。

鹿島 :富士でのレースが終わってから、服部さんのチームはトレーラーの中で秘密のミーティングをけっこう長くやっていましたよね。

服部 :ハハハ。秘密じゃないんですけどね。今回のレースはいっぱいデータが取れたと思うんですよ。なんのトラブルもなく500q走り切れたんですけど、それにしてはちょっと問題もいっぱいありまして・・・。もう次のレースが近いですから、今回言えることは全部言っておこうと思いまして、長くなりました。

鹿島 :レーシングカーにとっての、このタイヤ開発の難しさってどういう風に説明したらいいですかね。

服部 :いくらスリックタイヤと呼ばれるタイヤでも、メーカーによってキャラクターが違いますから。たとえば柔らかくして1発(のタイム)は出るタイヤでも、ロングラン、耐久性に関しては悪くなっちゃったりとかね。その辺の落としどころというのは、すごい難しいんですよね。

鹿島 :はい。

服部 :各メーカーいろいろな作戦があるわけですよ。予選はいいところにいっていてそのまま走り切れたらいいんだけど、途中で(ペースが)落ちちゃうかもしれないから早めにピットに入って、今度はもつタイヤに替えようとかね。いまタイヤメーカーは、ブリヂストン、ヨコハマ、ミシュラン、ダンロップで、GT500の中でもこの4つがあることによってレースがおもしろいと思うんです。

鹿島 :はい。

服部 :今回、うちも最初はいい感じで4番手を走っていたんですけど、ちょっとタイヤが落ちてきたかなと思っていたら、12番手くらいまで落ちちゃいました。それは先ほども言いましたように、予選頑張る仕様のタイヤだったもので、早めにピットに入る作戦の方をとったんです。まあ、そうなるのはわかっていたんですね。その中でちゃんと長持ちするタイヤに替えました。こういうこともうまくハマッて5位が取れたので、今回はうまくいったと思うんですけどね。



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ちょっと魚っぽい、古いクルマ。