Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
町田英明 2003年、モータースポーツシーン大予測!

ミルクですよ!
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鹿島 :変わっては、アメリカンモータースポーツの最高峰、IRL(インディー・レーシング・リーグ)。

町田 :IRL。インディ500を中心にした、オーバルのシリーズですよね。今年、初めて海外に出るんですよね。しかも、日本、栃木県のツインリンクもてぎで。

鹿島 :元々は、アメリカ国内のみのレースだったんですよね。

町田 :そうなんですよ。トニー・ジョージが頑張ってね。“アメリカのレースはアメリカでやるんだ!”っていうノリだったんです。その彼が何を思ったか、今年は海外に打って出るというので楽しみですね。

鹿島 :インディ500という名前は、レースファンでなくても、なんとなく知っているという方も多いんじゃないかなと思うのですが・・・。

町田 :ル・マン24時間耐久レース、モナコグランプリ、そしてインディ500と、世界三大レースに数えられていますからね。

鹿島 :ゴールした後、優勝ドライバーが、F1とか国内のレースですとシャンパンじゃないですか! インディは・・・

町田 :それがミルク! レースが終わった後に、一気飲みって辛くないのかなって思いますけどね・・・。

鹿島 :あれは1900年代の前半に、たまたま、勝った人がお母さんからミルクを受け取って飲んだという話を聞いた事があるんですけど、本当ですか?

町田 :たぶん、そうなんでしょうね。すみません、その頃生まれていなかったので(笑)。

鹿島 :ハハハ。さすがに。インディレーシングリーグ、略してIRL。今年は、トヨタ、ホンダ、そして、トヨタのドライバー高木虎之介も参戦するという事で、非常に注目が高まっています。

町田 :一気にレベルが上がりますよね。さらに言うと、一気に予算も上がるらしいんですけどね。高木虎之介選手とトヨタの組み合わせは、今回かなり期待しているんですけどね。トラは速いじゃないですか!

鹿島 :楽しみ方としては、どうすればいいんですか?

町田 :やっぱりオーバルはね、レースの最後の最後、ラスト数周までホントに順位がわからないですから。スタートしてしばらくの間は、バトルを激しく楽しんでもらって、そのあと、ちょっとビールでも飲んで、最後のラストの競り合い、順位の作り方というのを楽しんで欲しいですね。



もう、ヘロヘロになるぐらい走りました。
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鹿島 :最後に大きな話題としまして、全日本GT選手権。今、日本で最も人気のある自動車レースといっても過言ではないですよね。

町田 :そうですね。世界的にも注目されていますしね。

鹿島 :スープラ、MR-S、それからGT-R、NSX、いわゆる市販のスポーツカーをレース用に改造したマシーンで戦う。

町田 :まったく別モノですけどね。結構、みんなオフの間からテストに精を出してます。クルマもどんどん煮詰まってきていますから、難しいレースでもありますね。

鹿島 :確かにそうですよね。数年前から比べますと、タイムがどんどん速くなっています。ただ、そんなにルールが劇的に変わっているわけじゃないですからね。!

町田 :だから、上手くいっているシリーズですよね。まあ、海外のほうからも、上海、アメリカとかからも誘致されているようですし、日本が世界に輸出できるものかもしれないです。マレーシアのお客さんも、GTは盛り上がりますからね。

鹿島 :盛り上がりますよね。僕が乗ったタクシーの運転手さんも、いつかはGTカーが欲しいって話をしてましたから。

町田 :街中MRSのあの格好で走っているクルマが多くなってきましたね。オートサロンの帰りなんかは、そんな感じのクルマが多いですよね。

鹿島 :そうですね。でも、走りは別ものです。300qで走っていますから。これも是非、今まで観るチャンスがなかったという方は、騙されたと思って観に行ってください。 3月30日、岡山のTIサーキット英田。5月4日、富士スピードウェイ。今年も、年間8戦行われることになっています。

町田 :はい。

鹿島 :あと今年、モータースポーツファン・クルマ好きにオススメの企画でもありましたら、教えてください。

町田 :最近、思うんですけど、海外のレーシングスクールで安く走る事が出来ると思うんです。タイとかね。

鹿島 :昨年、町田さんは行かれていましたよね。どうでしたか?

町田 :もう、ヘロヘロになるぐらい走らされました。3日間、コースを78周してましたからね。リゾート地でやっているんですね。せっかく海があるにもかかわらず、戻ったら、すぐ寝ていました。

鹿島 :そんなパワーも残らないぐらいだったのですか?

町田 :ホントに、海外のスクールは、”いいから走ってこい!”って、そんな感じなんですね。クルマから降ろしてもらえない。シフトレバーでレーシンググローブが破れちゃったのは、久しぶりですよ。

鹿島 :これはどんな方でも行っていいんですよね。

町田 :大丈夫です。日本で、ヘンな話、免許証を気にしながら飛ばすとか、高いお金を払って練習をし続けるなら、3日間でも海外で集中して走ったほうがいいんじゃないかなって、思います。

鹿島 :イヤというほど走れる。しかも、フォーミュラカーですからね。日本では乗れるチャンスは、なかなかないクルマですよ。大体、いくらぐらい掛かるのですか?

町田 :40万円ぐらいです。オーストラリアは、ちょっと旅費が高かったので80万円とかなっちゃうかもしれないですけど。でも、日本でフォーミュラの練習をするには、最低でも3日間で百何十万円って掛かりますからね。

鹿島 :最低でも掛かりますね。

町田 :今年はそれですね。2003年、おススメは、海外でレーシングスクールにトライ!

鹿島 :わかりました。今年もいろいろとよろしくお願いします。ありがとうございます。

町田 :こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございます。



 

今週のゲストは、日本を代表する
モータースポーツ雑誌、
「週刊AUTOSPORT」の編集局長、
持ち前のパワーと英語力を武器に、
国内外のさまざまなレースを取材。
トップドライバーとプライベートシーンでも親交が厚く、
マル秘ネタの宝庫と異名を取る町田英明さんでした。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストの方をお招きいたします。
お楽しみに。

 

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