Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 

  元オリンピック選手、驚異の新人レーサーから目が離せない!!

(8月18日放送)
三宮恵利子
三宮恵利子


三宮恵利子(さんみや えりこ)

1974年9月19日生まれ。
北海道釧路市出身。


釧路新川小学校4年生の時、両親の勧めもありアイスホッケーからスピードスケートに転向。共栄中学校時代に『全国中学校スケート競技大会』で優勝し、高校でもインターハイ2位と注目を集める。

その後平成5年3月、憧れの橋本聖子選手が所属する富士急行に入社。長野五輪1000メートルでは8位入賞、ソルトレーク五輪では日本選手団の旗手を務めた。昨年の世界スプリントでは日本女子史上初の総合2位と大健闘!

W杯では通算6勝(500メートル2勝、1000メートル4勝)を挙げ、今年現役を引退。この夏、モータースポーツの世界へチャレンジをスタートした!


このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週も、先週に引き続きまして、夏休み北海道取材スペシャル! をお送りいたします。オリンピック、世界選手権など数々の大会で活躍された元スピードスケートのトップアスリート。今年ヴィッツレースで、レーサーデビューされた三宮恵利子さんです。じっくりお楽しみ下さい。
 



体をいじめる毎日でした・・・
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鹿島 :今週のゲストも、この方です。

三宮 :三宮恵利子です。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。スケートの世界のお話をお伺いしてみたいんですけど、トレーニングって、相当ハードなんじゃないかと想像するんですが、どうでしたか?

三宮 :相当ハードですよ。多分、体をいじめたことのない人には、想像できない世界だと思います(笑)。

鹿島 :体をいじめるって、そのフレーズ自体に凄いものがありますね。大体、どんなトレーニングスケジュールだったのですか?

三宮 :朝は5時ちょっと前に起きて、30分ぐらい走ってから食事。7時30分には家を出ました。9時から練習が始まるんですけど、その前、1時間ぐらい自分の足りないところの補強の練習をやって、11時30分ぐらいまで練習をしてそれからお昼休みです。午後は、3時過ぎぐらいから練習を始めて、6時とか6時30分ぐらいまで練習でした。その後は、ご飯を作って、食べて、お風呂に入って寝ると。

鹿島 :もう、そのスケジュールが決まっているわけですね。

三宮 :大体そうですね。あとは、3日に1回ぐらいのお休みが入ったり、合宿になったりとかで多少ずれるんですけど、ほぼ、毎日こんな感じです。

鹿島 :なんか、想像していたよりスタイルがスマートで、すみません、もっと、ごっつい感じなのかなと想像していたんですけど、そんなことはないですね。

三宮 :みんなにそう言われるんですけど、でもやっぱり太いですよ。

鹿島 :脚の太ももの筋肉がすごくつくのかなと思ったんですけど・・・。

三宮 :そうですね。一番大切なところなので。普段は使わないところをスケートでは鍛えなければいけないんですよ。人間って前に歩くじゃないですか。前と後ろには普通に筋力が付いているんですけど、スケートは横に蹴る動作なので、横の筋肉を付けなければいけないんですよね。

鹿島 :それは、我々がたまにスケートをすると痛くなるところですよね(笑)。

三宮 :はい。横とお尻の筋肉です。

鹿島 :ウェイトトレーニングもスピードスケート用の特殊なトレーニングメニューですか?

三宮 :そうですね。スケートに使わない筋肉を付けちゃうと、単なるオモリになっちゃうので、必要な部分しか付けないです。

鹿島 :筋肉が増えれば増えるほど、酸素の摂取量も増えるんですよね。

三宮 :はい。それに見合って走る方もやらなきゃいけないし、心肺も鍛えないといけないので、使わないのは頭の中ぐらいかな・・・。

鹿島 :そんなことないんじゃないですか。コースが入れ替わったりする瞬間も大変そうですし。

三宮 :ありますけど、多分、ドライバーの方と一緒で無意識なんですよ。ドライバーの方って、コーナーに来たら減速しなきゃいけないって・・・無意識ですよね。

鹿島 :ええ。

三宮 :私たちも無意識なんですよ。別に外に出なきゃいけないと思って出ているわけじゃなくて、無意識に交差しているんです。自然と体がそういう風になっちゃっているんです。

鹿島 :お互い自然にコースを入れ替えているんですね。

三宮 :はい。


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