Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 

  F1レーサーを育てる、これも夢!
(6月9日放送)
近藤真彦(こんどうまさひこ)

ヨイショ!'02〜日本の皆さんをホメていきまショー〜


近藤真彦(こんどうまさひこ)

1964.7.19生まれ
出生地:神奈川県

1984年富士フレッシュマンレースでカーレーサーとしてデビュー。
その後全日本F3選手権などに参戦。レーサーとしての地歩を固め、 1994年にはル・マン24時間耐久レースに参加。
全日本GT選手権第3戦(初優勝)など大活躍。
そして1996年から全日本選手権フォーミュラ・ニッポン/全日本GT選手権など活躍中。
 

このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、近藤真彦さんです。じっくりお楽しみ下さい。
 



飛行機の中で宿題だからネ。
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鹿島 :今週も、近藤真彦さんにお越し頂きましたよろしくお願いします。

近藤 :マッチです。よろしくお願いします。

鹿島 :今シーズンも、全日本GT選手権は、片山右京さんとトヨタ・スープラで参戦ですね。

近藤 :鹿島さんは、GT500のスープラをドライブしたことありますか?

鹿島 :ないです。ドライブしたいですね。

近藤 :あのね、お化けだよ。化け物だよね。すごいパワーなんだもの。外国人のドライバーにしても、日本人の下のクラスからステップアップしてきたドライバーにしても、一番初めにスープラにテストで乗ると、必ずクラッシュしますね。

鹿島 :コントロールの域を越えちゃっているんですか?

近藤 :越えています。僕もクラッシュしました。テストの時に「わかっているよ、大丈夫、大丈夫」って言っていたら、そのまま壁にガチャーンとぶつかっちゃって・・・。あのターボの効くところが一番やばいね。

鹿島 :雨の日は、特にシビアじゃないですか。乗りたくないというドライバーの方もいますよね。

近藤 :雨の日のスープラは、ホントにパワーがあリ過ぎちゃって怖いよね。1回でもチャンスがあったら、乗ってみてください。そのかわり、壊したらまずいからね。

鹿島 :それじゃ、マッチさんのチームのスープラをぜひ!

近藤 :ダメ、ダメ、ダメ。うちのはダメだよ(笑)。

鹿島 :今年のマッチさんのチームのトピックスのひとつが、現役高校生・下田隼成選手。

近藤 :彼は、昨年、16歳でイタリアで1年間乗っていましたから。一番初めにイタリアに連れて行ってクルマに乗せたら、「この三つめのペダルはなんですか?」と、言うところから入っているから。カートしか乗ったことがないので、アクセルとブレーキしか知らないんですよ。教習所に行ったこともなければ、乗用車にも乗ったことがないんです。

鹿島 :これなんですかって、クラッチですよね。フフフ。

近藤 :クラッチを知らないんですよ。ギアチェンジをしたことがないんです。始めはできなかったけど、1年間イタリアで揉まれてきて、オフで日本に戻ってきたときにGT500スープラに乗せたら、乗れちゃうんだよね。もちろん、大クラッシュもしたんですけど、立川(祐路)の2秒落ちまでいきましたからね。

鹿島 :立川選手といいますと、去年のチャンピオンですからね。現役高校生がね。やりますね。

近藤 :今の高校生は恐ろしいね。ミーティングって言っても、明日の宿題があるので早く帰してくださいの世界だからね(笑)。

鹿島 :ハハハ。

近藤 :去年、イタリアと日本を二十数回往復しているんです。試験勉強を飛行機の中でやったっていうのだから、すごいでしょ。

鹿島 :すごいですね。

近藤 :イタリアのレースの雰囲気もよくわかって、今年は、イギリスに行かせたんですよ。今は、イギリスと日本を行ったり来たりしてます。相変わらず、飛行機の中で、宿題をやってますよ。

鹿島 :はい。

近藤 :今が勝負だと思うんですよ。日本でも恐らくシーズン半ばぐらいからGT500に乗ると思うんですけども、日本で鍛えて、また向こうでも鍛えてですね。若い選手がうちのチームから育っていって、F1に行ってくれれば、というのが、僕の夢なので、一応、第1号として試験的にやっているんです。


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待て!って言えないんだよね・・・