Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 

  F1だー!&ワンダーワールド。
(4月21日放送)
 
鈴木慎一(すずきしんいち)
今年3月に創刊された全く新しい切り口のF1マガジン「F1der」(三栄書房)編集長。
テクニカル面からドライバーの素顔に至るまで、豊富な取材経験と人脈を持つ。 グランプリ刊(レースの5日後に発行!)というハードスケジュールを持ち前の情熱でカバーする知性溢れる熱血漢。

このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、今年、創刊された新しいF1マガジン、「F1der」の鈴木慎一編集長です。じっくりお楽しみ下さい。
 



50pの幸せ!
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鹿島 :今週のゲストは、「F1der」の鈴木慎一編集長です。よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

鹿島 :「F1der」。タイトルを聞いた時は、ビックリしました。

鈴木 :僕らもタイトルを決める時に、いろいろな案が出たんです。結果として、これ(F1der)が、一番勢いがあっていいし、見て、読んで、お分かりになるかなと思うのです。ダブルネーミングなんですよ。「F1だ〜!」というのと、F1のワンダーワールドの世界のワンダーをかけて、F1derとしたんです。

鹿島 :今年、創刊。トヨタF1チームのチャレンジを特集している雑誌なんですけど、よく、ひとつのチームだけでこんなにネタがあるなというぐらい内容が濃いですね。

鈴木 :トヨタのF1チャレンジを通して、F1の面白さとかすごさを知ってもらおうという、今までになかったタイプのF1雑誌だと思うんです。あくまでもテキストはトヨタのF1です。その中で、トヨタのF1と比べてフェラーリはどうだろうか、とか出てきたりはしますが、基本的にはトヨタF1チームで本を作っていこうということです。僕らにしてもチャレンジです。

鹿島 :テレビ中継やこれまでのモータースポーツ雑誌では、追いきれなかった部分まで追いかけていくわけですね。

鈴木 :テレビでは、トップ争いしか映らない。現在のトヨタではそこまでは行っていない。そうすると、いくら応援していても映らなかったり、情報がなかったりすることがあると思うのです。そこを皆に、こんなに頑張っていたんだよ、こんなドラマがあったんだよ、というのを伝えていきたいと日々頑張っています。

鹿島 :鈴木編集長は、長いF1取材歴の中でF1自体のすごさ、パワーに感動したグランプリはどれですか?

鈴木 :モナコグランプリですね。いろいろな方がおっしゃっていると思うのですが、モナコは特別ですね。普通の街中をクルマが300キロで走るというのは、テレビでは伝わらないです。

鹿島 :テレビでも迫力あるように見えますけど、あんなもんじゃない?

鈴木 :あんなもんじゃありません。生で見ると、F1ドライバーはすごいです。言い方を代えると、違う世界の人だと思います。

鹿島 :エピソードとしては、時々、壁にタイヤとホイールが当たっている。特に、予選では、いっぱいいっぱいまで攻めるから当たってちょっと削れていると聞きますが?

鈴木 :その通りなんです。僕らは、プレスとして取材に行っているので、コースサイドに出られる時があるんです。出られるということは、ガードレールのすぐ横に立てるんです。みなさんもご存知のモナコのトンネルの中で、ガードレール横に立って見られるんです。

鹿島 :はい。

鈴木 :そうしますと、ホントに手を伸ばすと届くところをマシーンが通るんです。それは、感動しましたね。うわぁ、これはすごいわぁ〜。

鹿島 :しかも、トンネルの中は、ちょっとカーブしていますけど、全開ですよね。

鈴木 :去年、おととしぐらいですと、トンネルを出て最高速度300キロオーバーだったと思います。その速さでクルマが、50pから70p横を走っていくというのは、すごい世界だなと思いました。また、それを観に超高級車で来たり、お金はないけどF1は観たいという人が、安いチケットで丘の上に鈴なりになって観ていたりするんです。ワンダーな世界ですよね。


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世界のトップカテゴリーですからね。この上はないですから。