Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
F1新時代到来!!

F1レーサーの華麗なる私生活
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町田英明
鹿島 :あまり表に出ない、F1ドライバーの私生活というのは、どんな感じなんですか?

町田 華麗なる私生活。ホントに華麗ですよ。1回、デビッド・クルサードと一緒にドイツ・イタリアを旅行したことがあるんですけど、まず、パスポートコントロールで止められることはないし、パスポートを鞄に入れちゃってて、代わりにクレジットカード出してましたから。ごめんこれでって言って。

鹿島 :・・・はあ。

町田 自家用飛行機っていうのも便利だなあと思いました。自家用ジェットでドイツの空港に着いたら、メルセデスがお迎えで来るんですよ。2台来ていたんですけど、あっ、これ、君のだよって。僕専用の運転手付き。これは幸せでした。

鹿島 :・・・すごいですね。

町田 F1ドライバーはまったく違いました。タクシーはタダでした。マドンナのコンサートに一緒に行った帰り、混んじゃってタクシーが全然捕まらないんです。その時に、予約のクルマが止まっていたんです。彼が、いい? って聞いたら、どうぞ、どうぞって乗せてくれたんです。3万円ぐらいの距離だったんです。それで、握手をしてくれたらお金はいいです、一生の宝にしますからサインください。そんな感じでした。

鹿島 :すごいですね。F1ドライバーは、尊敬されているわけですね。あと、F1ドライバーとの想い出はありますか?

町田 ミハエル・シューマッハですね。彼は、F3の頃からいろんな形で取材させてもらっていました。当時、あんまり英語がしゃべれなかったんです。F3000の時、「スポーツランドSUGO」で2位になった時なんですが、新幹線で一緒に東京まで帰ったんです。その時もお金がなくて、僕がビールをおごったんです。

鹿島 :新幹線で、ビールをシューマッハに!

町田 その2週間後にベルギーで会った時は、彼はF1ドライバーでした。

鹿島 :電撃、ですね。

町田 その後、何年かして世界チャンピオンになってから、インタビューをしたんです。インタビューが終わった後に、彼に、お前は英語が下手になったなと言われたんです。そんなことはない。僕は一緒だと言ったんです。

鹿島 :はい。

町田 そうしたら、彼が、じゃ、お前の負けだって言うんです。意味を聞いたら、僕は、F1に来て勉強したんだ。君と同じ年月を過ごして来て、僕はこんなに努力したから、これだけしゃべれるようになった。だから、君もF1で生きていくためには、勉強しなければダメだって言われました。反論の余地なしですね。

鹿島 :やっぱり、常に努力しているわけですね。

町田 パドックの中には、自分専用のトレーニングジムとか持って来てますし、暇があったら、トレーニングしてますからね。彼は、シルバーストーンで自転車競技をやった時に、あの中野浩一さんに勝ってましたからね。

鹿島 :すごいですね。

町田 彼は、スーパースポーツマンですよ。サッカーでも、時々選手として出てますからね。普通の人でしたら、球技とかスキーとかはやってはいけないと契約書に書いてあるんです。あと、ツーショットで女の子と写真を撮ってはいけないとか・・・。

鹿島 :そんなことまで・・・。

町田 そこらへん、彼は帝王みたいな感じでね。自分のやりたいことは、やれるようになっているんじゃないかなと思いますね。





憧れ、本能、夢・・・
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鹿島 :モータースポーツの魅力ってなんですか?

町田 実際に観る側に立ってもやる側に立っても、価値があるかないかなんて考えないですよね。速ければ美しい!じゃないですけど、憧れみたいなモノですよね。それが具体的に格好いいとか単純に人間の欲求に近いところまで来ちゃっているのではないか、と思います。

鹿島 :はい。

町田 やっている本人は、コックピットに入っている時、戦っている時は、自分一人の世界ですよね。そこらへんで、本来持つ闘争本能みたいなものが満たされていきますし、チャレンジとか夢とか、言葉にするとちょっとクサいようなキーワードが現実にありますからね。

鹿島 :なるほど。

町田 それプラス、アメリカンドリームじゃないですけど、お金も手に入るというのがあれば、やっぱりいいですよね。

鹿島 :観る人も、音にビックリしたり、走りに感動したりですね。

町田 だいたい、女の子を連れて行くと喜ばれますからね。

鹿島 :だいたいそうですか?

町田 いや、連れて行ったことないですけど・・・。

鹿島 :フフフ。2002年も目が離せないですよね。

町田 モータースポーツは、やってみればすごく違うと思うので、今、ヴィッツなどのワンメイクレースとかもありますので、チャンスがあれば一生の想い出になりますから、出てみたらいかがですかって僕は薦めたいです。

鹿島 :お忙しいなか、ありがとうございました。また、お越しください。

町田 ありがとうございました。

 

今年最初のゲストは、日本を代表するモータースポーツ雑誌
『AUTOSPORT』の編集局長、町田英明さんでした。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りいたします。
どうぞよろしくお願いします!!

 

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