Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
いつまでも、現役!


  田中実(たなかみのる)
(11月4日放送)
田中実

田中 実(たなか みのる)
生年月日:1963年6月1日生
出身地:京都府京都市

1985年「FJ1600クラス」でレースデビュー。翌年、早くもチャンピオンを獲得し、87年からイギリスへ渡る。90年にはクリスチャン・フィッティパルディ、ミカ・ハッキネンのチームメイトとして「イギリスF3選手権」に参戦、3位表彰台を得る。帰国後「全日本F3000選手権」「全日本GT選手権」等で上位争いを展開する一方、ドライビングインストラクターとしても活躍。今季もトヨタMR-Sで「全日本GT選手権」GT3000クラスに参戦。第5戦(もてぎサーキット)での優勝は記憶に新しい。


このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、今、日本で最も人気のある自動車レース、全日本GT選手権で活躍する一方で、トヨタの安全運転講習会やレーシングスクールのインストラクターを務めているレーシングドライバー・田中実さんです。お楽しみください。



本当のプロに・・・
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鹿島 :今週のゲストは、このお方です。

田中 :田中実です。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。田中さんがプロのドライバーだなと意識したのは、いつですか?

田中 :よく、プロ、プロと言いますが、何を基準にプロとするのか。プロに対する見解が2つありまして、たとえば、ゴルフやボクシング、ボウリングは、プロテストに受かった人がプロですよね。でも、レースの世界ってプロテストがないじゃないですか。あなたは、今日からプロですよって言うのがないですよね。

鹿島 :プロテスト、ないですからね。

田中 :人からお金を出していただいて、人のお金でレースができるようになったら、プロなのか。もしくは、もっと飛躍して、プロのスポーツ選手というのは、何か人に感動を与えたりとか、共感を与えたり、勇気を与えたりとか、そういうエンターテイメントでの部分でのプロフェッショナルがプロなのかで大きく違うと思うんです。

鹿島 :はい。

田中 :僕の考えは、どちらかと言うと後者なんです。その意味で、自分はどうなんだと言われたら、まだまだ、全然プロじゃないと思うんです。

鹿島 :そうですか? まだまだ、もっと、目指すモノがあるんですね。

田中 :プロと言われている人達というのは、もっともっと、ピュアで尖っている部分と言いますか、『う〜ん、プロフェッショナルだ』と言われる部分があって、初めてプロじゃないですか。

鹿島 :ふーん。

田中 :たとえば、シューマッハはプロですよね。ミカ・ハッキネンもプロだと思います。この世界で、何億人という人間に対して、すごくプロフェッショナルであると思います。

鹿島 :ええ。

田中 :だから、そんなにプロはたくさんいないわけです。個人的には、F1の世界全員とか、○○レースの全員、日本のGT、フォーミュラ・ニッポン全員がプロと言うのは、ちょっと違うような気がするんですけどね。




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