Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
関西弁、世界を行く!


  田中実(たなかみのる)
(10月28日放送)
田中実

田中 実(たなか みのる)
生年月日:1963年6月1日生
出身地:京都府京都市

1985年「FJ1600クラス」でレースデビュー。翌年、早くもチャンピオンを獲得し、87年からイギリスへ渡る。90年にはクリスチャン・フィッティパルディ、ミカ・ハッキネンのチームメイトとして「イギリスF3選手権」に参戦、3位表彰台を得る。帰国後「全日本F3000選手権」「全日本GT選手権」等で上位争いを展開する一方、ドライビングインストラクターとしても活躍。今季もトヨタMR-Sで「全日本GT選手権」GT3000クラスに参戦。第5戦(もてぎサーキット)での優勝は記憶に新しい。


このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、今、日本で最も人気のある自動車レース、全日本GT選手権で活躍する一方で、トヨタの安全運転講習会やレーシングスクールのインストラクターを務めているレーシングドライバー・田中実さんです。お楽しみください。



一人4役やりました!
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鹿島 :今週のゲストは、このお方です。

田中 :田中実です。こんにちは。

鹿島 :よろしくお願いします。レーサーで、青年実業家でもある田中さんの1年は、どういう感じですか?

田中 :レースシーズンは、だいたい、3月〜10月・11月ぐらいですよね。その間は、レース全開です。オフシーズンの間に、自動車部品を一生懸命開発します。夏の間は、数少ない従業員が一生懸命売ると。

鹿島 :いいサイクルができているわけですね。

田中 :そうですね。うちの部品は夏がメインなので、冬に開発して夏に売る。業界的には、海の家、TUBEです。だから、広瀬香美で開発してTUBEで販売(笑)。そんな感じですね。

鹿島 :エンジンを冷やす、冷却系が得意ですよね。業界でも、エンジンを冷したかったら、田中実さんに聞けと言われてますよね。

田中 :そんな事もないですけどね(笑)。

鹿島 :田中実選手が、レーサーを目指したキッカケはどんな事だったんですか?

田中 :単純ですね。18歳の時に、鈴鹿サーキットに初めてレースを見に行ったんです。中島悟さんや星野一義さんがやっていたF2(後のF3000)のレースです。それが、格好いいなあと思ったのが、キッカケです。

鹿島 :それから、どういう形でレース活動を展開していったんですか?

田中 :基本的に、どこの世の中にも『あしたのジョー』を見たら、シャドーボクシングをしているガキとか、『燃えよドラゴン』の映画を見たら、表で看板をけっ飛ばしているヤツがいますよね。そういうタイプの人間なんです。

鹿島 :フフフ。

田中 :もう、見てハマったら、それしか見えないという。だから、一生懸命働いて、お金を貯めて、レーシングカーを買って、いきなり始めました。

鹿島 :いきなりチームオーナーになったわけですね。

田中 :チームオーナー兼メカニック兼雑用係兼ドライバーです(笑)。始めはみんなそうですよ。

鹿島 :素晴らしい活躍をされて、当時、かなり話題になったと聞いているんですが・・・

田中 :あの、レースって基本的に20年前、25年前は、お金持ちしかできない時代でした。それから、日本がどんどん景気が良くなってきて、僕等みたいな普通の家の子でも、300万、500万貯めればレースができるという、良い時代に日本がちょうど来た時です。それで、お金を貯めてクルマを買って勝てば、また、そこから道が開けるみたいなパターンですね。




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