Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
古びた感じって・・・いいネ。
(10月21日放送)
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--Profile--
財津和夫(ざいつ かずお)

1948年2月19日生れ。
福岡県出身。
1972年チューリップでデビュー。『魔法の黄色い靴』『心の旅』など数々のヒット曲を放つ。チューリップ時代からソロとしても活躍し、ソングライターとして松田聖子『白いパラソル』『夏の扉』、沢田知可子『会いたい』などのヒット曲を手掛ける。9月21日にニューアルバム『rainbows』をリリース。2002年3月まで続く全国ツアーの真っ只中である。

このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、いつの時代も聴く者の心を優しく包み込む素敵な楽曲を届けてくれるアーティスト・財津和夫さんです。お楽しみください。



アンプは何でも知っている!
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鹿島 :今週のゲストも、このお方です。

財津 :財津和夫です。おじゃまします。

鹿島 :よろしくお願いします。9月21日にリリースされたニューアルバム『rainbows』は、かなり古い音にこだわって作っていらっしゃっいますよね。

財津 :そうなんです。僕は、'60年代、高校生の頃にビートルズに出逢って、ビートルズの曲やビートルズのようなバンドの洋楽をいっぱい聴いて、大学生になってバンドを作って、'70年代にチューリップというグループでデビューするんです。

鹿島 :はい。

財津 :'60年代、'70年代というのは、僕にとっては大変想い出深い時期なんです。今回、その頃のサウンドをもう一度作ってみようという事で、挑戦したアルバムです。


鹿島 :今は、音楽シーンにもハイテク機器がいろいろとありますが、その中で、懐かしい音、古い音を作るというのは、逆に大変なんでしょうね。

財津 :そうですね。手間ヒマは、逆にかかっちゃいますね。

鹿島 :どんな苦労があったんですか?

財津 :今回は、最初にデジタルで録って、その一度録った音をある特殊なスタジオに出しまして、そこに、昔のマイクを立ててもう一度音を拾って、少し劣化させていくような作業をして、昔の音に近づけました。

鹿島 :聴いた話では、'70年代に使っていたギターのアンプを引っ張り出して来たそうですね。

財津 :それもやりました。昔のギター。車で言えば、ビンテージカー見たいなモノを持ち出して(笑)、録音しました。

鹿島 :クルマでも、古いモノが好きでこだわっている方って、たくさんいらっしゃいますよね。独特の味やクルマ自体の形、奏でるエンジン音であったりとか。それと同じような感じですか?

財津 :でしょうね。古びた感じっていうのがいいんです。長年の空気が、行ったり来たりしているような状態。うまく言えないんですけど・・・。

鹿島 :わかります。いろんな心の状態だった財津さんの音を何度も通している機械ですものね。

財津 :そうですね。

鹿島 :ある種、機械じゃないかもしれないですね。

財津 :なるほど。アンプを見る目が、今日から変わるかもしれません。

 

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