Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
楽器との対話が大切。

須川展也(10月7日放送)
須川展也

--Profile--

東京芸大卒。数々のコンクールで優勝し、クラシック・サクソフォンの第一人者となる。98年JT音楽家シリーズのCMに出演し、圧倒的な人気を得る。東京芸術大学講師、東京佼成W.Oのコンサートマスター、トルヴェール・クヮルテットのメンバー。自由なスタンスで活動する、日本を代表する管楽器奏者の一人である。

<オフィシャルサイト>
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tanabe/index.htm

  このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、芸術とドライブの秋! に相応しいゲストをお迎えです。日本を代表するサクソフォーン奏者、オーケストラのコンサートマスターで、クルマを愛してやまない須川展也さんです。お楽しみください。



あれは・・・忘れられません。
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鹿島 :今週のゲストは、このお方です。

須川 :サクソフォーンの須川展也です。よろしくお願い致します。

鹿島 :よろしくお願いします。国内外で大活躍の須川さん。東京芸術大学を出られて、現在は、その芸大の講師をやられているんですよね。

須川 :サックスを専攻している学生達に、レッスンするんです。まあ、非常勤講師ですから。別名・非常識講師と呼ばれています(笑)。

鹿島 :ハハハ。第1回日本管打楽器コンクール・サクソフォーン部門において、第1位を獲得してデビュー。

須川 :一応、クラシック界というのは、コンクールが大事なんです。コンクールに通って、デビューしてから世間の波に揉まれながら自分はなんであるか、というのを表現していかなければと思います。

鹿島 :内にあるモノを、楽器を通して伝えていくわけですね。

須川 :はい。最初から、スターのようには絶対いかないんです。僕の場合は、山奥、人の歩いている通り、街頭、いろいろなところで吹きました。今では、CDも出してコンサートホールも人が入るようになりましたが、誰も聴いてくれない時期もあったんですよ。

鹿島 :そうなんですか。

須川 :ほとんど交通費しか出ないような、イベントの盛り上げから始めたんです。

鹿島 :はい。

須川 :一度、凄いところで吹きました。あるテレビの番組です。3月の知床半島、滝の側で吹くというのがあったんです。

鹿島 :まだ、寒いですよね。

須川 :凍ってますよ。滝の側で、3分ぐらいの曲を1人で吹くんです。最初の30秒ぐらいは感覚があるんですが、残りの時間は、指の感覚がないまま吹いてました。何も感じない。ただ、雰囲気で出てくる音で、なんとなく判断してました。

鹿島 :無事終わりましたか?

須川 :終わりました。もう、絶対忘れられないですね。


鹿島 :今回のアルバムのタイトルが『Jenna』(ジェンナ)。

須川 :これは、このアルバムで共演している名ギタリスト、マーティン・テイラーさんが、ステファン・グラッペリさんというヴァイオリニストと作ったCDの中に『Jenna』という曲があるんです。それがとっても綺麗な曲で、僕はそれを憶えていたんです。今回、彼との共演が決まった時に、『Jenna』を吹いたら、喜んでくれて実現したんです。


鹿島 :そうなんですか。

須川 :マーティンさんは姪御さんに捧げた曲だったそうです。


鹿島 :姪御さんのお名前が、「Jenna」だったんですね。

 

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