Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 
 





鹿島 :島田さんが、今モータースポーツ界で注目している選手は誰ですか?

島田 :高木虎之介選手です。彼は日本でもチャンピオンを取っていますし、F1にも行ってます。そして、今アメリカで活躍していますよね。モータースポーツの世界では経験って大きいんです。ある種目だけ強くてもダメなんです。いろいろなカテゴリーのマシーンをコントロールする能力イコール経験になってくると思うんです。そういった意味で、彼は今、蓄積の時代だと思います。

鹿島 :今、アメリカで苦労を重ねながら、頑張ってますね。

島田 :それが将来彼のレーシングドライバーとしてのライフの中で非常に生きてくると思います。

鹿島 :他のスポーツで海外に行って、優れた才能を発揮している方といえば、誰ですか?

島田 :そうですね。イタリアで活躍しているあの方でしょう。チームに溶け込むために、まず、イタリア語を習得する。これはプレー以前の問題ですよね。それは、イコール文化なんです。

鹿島 :はい。

島田 :イタリアの選手と一緒に街を歩いてイタリアのレストランに行く。シェフと話をして、ワインの事も聞く。そういった事が自然に出来る。躊躇したり引っ込み思案になっているといつまで経ってもチームにとけ込めない。そうすると、ボールが回ってこない。自分からボールが出せない。ボーダーライン上にいると、落ちてしまう。そういう事はありますね。

鹿島 :中田選手は凄く溶け込みが早い。アグレッシブなんでしょうね。

島田 :テクニックでみんなを説得する以前の問題で、チームプレイですから、チームの中で愛される存在にならないとだめですから。

鹿島 :中田選手は、イタリア語を勉強されてから行ったんでしょうか?

島田 :ほとんどしていないと思います。現地に行って生活の中で、サッカーのトレーニングの中で覚えていったと思います。サッカーのテクニックと同じですね。言葉も体で覚えていくと。その方がリアリティーがありまから。

鹿島 :スポーツの世界はある種命がけですから、そこでコミュニケーションが取れないと、本当に大変ですよね。

島田 :それが基本ですね。






鹿島 :これからの「Number」の見所を。

島田 :「Number」は通常、サッカーとかメジャーリーグとかビックなイベントを中心にした特集が多いんですが、5月の下旬にブラジルをテーマにした特集をやります。

鹿島 :スポーツではなく、ブラジルという存在自体がテーマなんですか?

島田 :たとえば、ブラジルは何故、アスリートの能力が高いのかとか、ブラジルそのものをテーマにして作ってみようという事をやっています。

鹿島 :最後にスポーツジャーナリストとしての夢をおうかがいしたいのですが?

島田 :これからもっともっと日本人が海外で活躍すると思います。それをいかに伝えるか。あと、やはりいろいろな種目ありますが、表彰台の上を日本人3人で占める。そういう時代が来て欲しいと思います。来るまで頑張りたいと思います。

鹿島 :かなり・・・近いと肌で感じているんじゃないですか?

島田 :種目によりけりですね(笑)。

鹿島 :確かに。フフフ・・・。ただ、マインドもテクニックも確実に上がって来ていますよね。

島田 :その通りですね。

鹿島 :ファンのマインドも上がらないといけないですね。

島田 :ファンもスポーツを見る目を養う。それが文化です。

鹿島 :先々週と今週と2週間に渡りありがとうございました。

島田 :ありがとうございました。



今週のゲストは、雑誌、スポーツグラフィック「Number」編集部の島田昭彦さんでした。

ドライバーズサロン!来週はレーシングドライバーの黒澤琢弥選手をお迎えしてお送りいたします。
どうぞお楽しみに!!

 

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