Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 


              (3月11日放送)


世良公則(せらまさのり)
1955年広島県生まれ
1977年「あんたのバラード」で「第14回ポプコン」「第8回世界歌謡祭」でグランプリを受賞。世良公則&ツイストとしてデビュー! 一躍脚光を浴びる。その後ソロアーティストとして活躍する一方、俳優としても実力を評価され次々に話題の作品に出演する。1999年には映画「カンゾー先生」で2度目の日本アカデミー賞助演男優賞を獲得している。また以前から車好きとして知られ、それが縁で1999年よりF-1GP総集編のナレーション、さらに2000年からはF-1GPオープニングのナレーションをつと めている。

  このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。


今週のゲストは、先週に引き続きまして、今シーズンも「F1グランプリ中継」のオープニングナレーションを担当されるアーテイスト・世良公則さんです。じっくりお楽しみ下さい。





鹿島 :世良さん。今週もよろしくお願いします。

世良 :どうも。よろしくお願いします。

鹿島 :先ずは、世良さんのプライベートなカーライフについて・・・。現在、四駆に乗っていらっしゃるそうですね。

世良 :今のクルマになって9年。その前に6年ですから、もう15〜16年は四駆に乗ってますね。

鹿島 :クルマを大事にされるタイプですね。

世良 :もう、10万キロ(笑)。原宿の駅前で、エンジンストールしたり、夜、事務所から移動しようとしたらライトが全部落ちちゃったり、段々あっちこっち傷みが出ているんですけども、その都度、バッテリーを乗せ替えたり、ライトの球を入れ替えたりしながら乗っていまして、もう、10年になるんです。

鹿島 :そうなると愛着がわいてきますよね。

世良 :そうなんです。最近、ワックス掛けとかしてないんです。でも、四駆は多少汚れている方が味があっていいかなと思います。

鹿島 :確かに。今の四駆は何色ですか?

世良 :山吹色です。本当はキャメルイエローなんですが、もう、汚れて山吹色に見えるんです(笑)。

鹿島 :フフフ。

世良 :買い替えようかなと思って、クルマの雑誌を乗せて走っていると途端に止まっちゃったりするんですよ。電気系統が落ちちゃったりしてね。

鹿島 :そういう事ってありますよね。不思議ですよね。何故なんですかね?

世良 :何故なんでしょう。そういう時に限って駐車禁止で捕まっちゃたりとかね。何かあるんですかね・・・。

鹿島 :楽器でもそういう事ってありますか?

世良 :あります。古いモノですと、もう、20年ぐらいずっと一緒に過ごしてますから。たまに、違う楽器にいっていると、次に持ち替えた時に鳴ってくれないんです。

鹿島 :そうなんですか?

世良 :自分がイメージした音に鳴らないんです。それで又、しばらくつき合っていると、だんだん機嫌を直していつもの音になってくれるんです。

鹿島 :機械であって、機械じゃない。

世良 :そうですね。音を聴いてくださる方に伝わる気持ちであるとか、パワーみたいなモノは・・・、僕も彼ら(楽器)の力を借りて増幅するわけだし、彼らも僕の状態によって機嫌がよかったり、悪かったりというのがあるんです。

鹿島 :ははあ。

世良 :モノなんだけど、ただのモノを越えている部分です。ひょっとしたら、プロフェッショナルが使う道具、F1マシーンも、そういう何かが伝わらないとタイムが百分の一、千分の一違う。そこが、モノであって、モノじゃないところです。

 

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