Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 


PART2 (10月15日放送)


一緒に写っているのは、来シーズンからトヨタのF1開発ドライバーを務めるミカ・サロ選手。川井さんのパソコンの中には、同様の2ショット写真が無数に(!?)保存されています。


川井一仁
1960年12月23日、埼玉県加須市生まれ。血液型はアイルトン・セナと同じ天才肌のB。高校、大学の大半を海外ですごした。87年からフジテレビのF1中継ス タッフとなり、主にピットレポーターとして活躍。本人はF1チームのストラテジスト(レース戦略担当エンジニア)になりたいフリーターと自称する。持ち前の高い英語力と幅広いF1での交遊関係は日本のF1ジャーナリストの中でも群を抜き、アメ リカの大学で航空力学を専攻していただけあって、的確かつ鋭いレポートで中継を盛り上げている。またテレビのみならず、さまざまなメディアでも活動を展開中。趣味は模型作り、映画、演劇や音楽の鑑賞、エレキギターの収集、そしてF1グッズの収 集。愛車はホンダNSX、フェラーリ348、特注オープンSクラスのカートとアイルトン・セナ・モデルの自転車。

 
このコーナでは、レース関係者はもちろん車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島がせまります。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、日本のモータースポーツファンにとって、最強の知恵袋! 川井一仁さんです。お楽しみください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :川井一仁さん、今週もよろしくお願いします。

川井 :はい。よろしく。

鹿島 :これから初めてF1を見る方々に、川井さんがお薦めする海外のサーキットはどこですか?

川井 :一番オススメなのは、オーストラリアですね。理由はまず、日本からそんなに遠くないこと、そして航空運賃が安く、時差もほとんどない。しかも、南半球で3月に行われるので、日本と違って暖かい。

鹿島 :なるほど。

川井 :オーストラリアはイベントも盛りだくさんです。更に、メルボルン市内にホテルを取りますと、土・日は路面電車が無料なので、サーキットまで無料で行く事が出来ます。もう、ヴィクトリア州あげてF1を応援しています。

鹿島 :自治体あげてF1を応援しているわけですね。

川井 :それに、オーストラリアグランプリがF1の開幕戦ですから、マシンが真新しいんです。畳とマシンは新しい方がいいと言いますからね…。

鹿島 :2001年、来シーズンの開幕戦も楽しみですね。ところで、来年のF1の楽しみは何でしょうか?

川井 :一番の楽しみは、ウィリアムスに移籍するファン・モントーヤ選手の活躍ですね。彼はシューマッハ選手を怖がらないタイプです。

鹿島 :と、いいますと…

川井 :今のF1でシューマッハ選手に仕掛けて行くドライバーは少ないんです。シューマッハ選手が来ると、みんな引くんですが、ファン・モントーヤ選手はたぶん仕掛けていくんじゃあないかと思います。

鹿島 :そういう人が出てくると面白いですね。

川井 :でも、チームメイトがシューマッハ選手の弟、ラルフ選手だからこれがまずいかなと思います。

鹿島 :これは微妙ですね。

川井 :しかし、ウィリアムスというチームは、ドライバー同士が仲良くする必要はないし競争しあった方がいい、という考え方をしているチームですからね。

鹿島 :チームメイトでありながら、精神的にも、物理的にもバトルしろよという感じですか?

川井 :そうですね。昔はありましたから。たとえば、サンマリノ・グランプリの時のネルソン・ピケとナイジェル・マンセルとかね。その時、マンセルは下痢だったんです。そしたら、イモラのピットってガレージにトイレが付いているんですが、予選まで負けていたネルソン選手が先にガレージに戻って来て、トイレットペーパーを全部隠しちゃったんです。

鹿島 :うわぁーそれでどうなったんですか?

川井 :マンセル選手がガレージに戻って来てトイレに行ったら、紙がないんです。そういう事はやりますからね。

鹿島 :それは、でも、いたずらなんですか? 本気なんですか?

川井 :いたずらですよ(笑)。

 

next page
「あと、5年ぐらいの間に…」