Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 


 (7月30日放送)

Profile
本名:織戸学
生年月日:1968年12月3日
出身地:千葉
プロフェッショナルレーシングドライバー。持ち前のスマートフェイスとアグレッシブなドライビングテクニックで数多くのファンを持つ。レーサーとしての活動のみならず、クルマ関係のビデオや雑誌等でも非凡な才能をいかんなく発揮。エンターテイナーとしても一流。今シーズンは「全日本GT選手権」にトヨタスープラで、「スーパー耐久」にはトヨタアルテッツァで参戦中。

 
今週のゲストは、今日本で最も忙しいレーサーのうちの一人。トヨタスープラで「全日本GT選手権」に、トヨタアルテッツァで「スーパー耐久」に参戦中の織戸学選手です。じっくりお楽しみ下さい

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鹿島 :今シーズン、織戸選手はホントに忙しいですよね。

織戸 :でも、忙しいといっても大好きな事やってるわけですからね。

鹿島 :元々レーサーになろうと思ったのは何歳の時ですか?

織戸 :小学生2年生ぐらいの時に「グランプリの鷹」とか「サーキットの狼」とかレース系のマンガがあったんですよ。それを見ていてすごい好きになりました。あと、その頃星野一義さんとかがよくCMに出てたんですよ。

鹿島 :タバコのCMですね。

織戸 :そういうのを見ていて小さい頃から絶対レーサーになりたいと思ってたんです。小学校の頃の文集に将来の夢を書くじゃないですか。そこに「レーサーになりたい」と書いてたんです。

鹿島 :それで実際にプロのレーシングドライバーとして活躍しているわけですが、これまでにいろいろあったんじゃあないかと思うんですが…

織戸 :そうですね。周りにそういう事を教えてくれる人がいなかったので、中学生ぐらいから本気でいろいろな本を読みました。特にいろいろな人の伝記を読みました。それで星野さんの生き方をちょっとマネした部分もあったんですよ。

鹿島 :どんなところですか?

織戸 :星野さんは中学生の頃に家を出てモトクロスの修業に入ったんですよ。そこからレーサーの道に入ったので、僕も中学生の頃にチャリンコに荷物をまとめて筑波サーキットに家出をした事あるんですよ。

鹿島 :まず、家を出て…という部分から入ったんですね。

織戸 :そうです。とにかく人のマネをすればレーサーになれるんじゃないかなあと。やってやれない事はないからと思ってました。結構遠かったです。千葉からだと100キロぐらいありますからね。

鹿島 :100キロ! 自転車で!?

織戸 :はい。着いてサーキットの前にガレージがあるのは知ってたので、そこに「弟子入りさせてください」ってアポ無しで言おうと思ってたんですけど、実際に入ったら言えなくて「IMPUL」のステッカーを1枚買ってチャリンコに貼って帰って来ました。

鹿島 :言えずに! でも中学2年生にしてはすごい決断ですよね。

織戸 :でも、それが趣味みたいな感じで(笑)、何回かやりましたよ。

鹿島 :じゃあ実際に門を叩いたのはいつですか?

織戸 :いや、結局叩いてないんです(笑)。その頃は、「どーせなれっこないや」と思ってたんです。

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「絶対にレーサーになるから」と言ったんです。もちろんハッタリですよ…」