Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。 


 PART1(7月2日放送)

Profile
1969年、高校3年生のときに「怪童のひびき」で漫画家としてデビュー。1975年から「少年ジャンプ」誌上で連載を開始した「サーキットの狼」がスーパーカーブームに乗って大ヒット。1977年には単行本が1100万部突破、映画化・レコード化されるなど、数々の記録を打ち立てる。いっぽう、この頃よりレーサーとしても活動を始め、こちらでも輝かしい経歴を誇る。

 
今週のゲストは、クルママンガの伝道師、「サーキットの狼」をはじめとする数々の名作を世に送り出したマンガ家であり、レーサーでもある池沢さとしさんです。憧れの池沢さとしさんのお話。じっくりお楽しみ下さい。

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鹿島 :1975年、「サーキットの狼」の連載開始。当時スーパーカーブームというのがありまして、カメラを持ってスーパーカーを見に行ってました。僕はクルマの名前を憶えたのはあの「サーキットの狼」に出てきたクルマからでした。

池沢 :子供がね、街道沿いにカメラを持っていっぱいいましてね。子供のスーパーカーブームって感じでしたね。

鹿島 :元々クルマはお好きなんですか?

池沢 :そうではないですよ。20歳になった時に免許を取りました。マンガ家デビューは18歳ですけど、クルマを買えるようになったのがその年齢で。乗り出してからののめり込みが凄かったんです。

鹿島 :ちなみに今は何台お持ちですか?

池沢 :3台です。

鹿島 :これまでに乗ったクルマの台数って大体何台ぐらいですか?

池沢 :60台は越えていると思います。同時期に一番持っていた時は、クルマが5〜6台でバイクが2台。1週間7日しかないぞって感じだったんですけど結局乗れないですね。仕事をしているとまあ、3台が限度かな。でも、スーパーカーの魅力を広げる為に友達に貸したりしているんですよ。

鹿島 :クルマを貸したりしたら、ぶつけられたりとか気になりませんか?

池沢 :何故かね、人に貸すとね、事故率が高いんですよ。不思議なんですよ。

鹿島 :今まで所有されたクルマの中で一番印象に残っているクルマ、好きなクルマは何ですか?

池沢 :やっぱり最初のロータス・ヨーロッパです。僕にスポーツカーを教えてくれたって感じがするんですね。

鹿島 :ロータス・ヨーロッパ。「サーキットの狼」の主人公が乗っていたクルマですね。

池沢 :あとはポルシェとフェラーリです。ずっと乗っていて共に14・5台になるんです。だからその2台は欠かせないというか、僕の体に合うって感じですね。

鹿島 :1台を10年20年と乗られるわけではなく、途中でクルマをチェンジしていくんですね。

池沢 :ええ。クルマがモデルチェンジするとその次のクルマが知りたいなとなっちゃうんです。

鹿島 :じゃあ、その時の最新のクルマを所有するほうですか?

池沢 :どちらかというとそういう傾向ですね。ホントは置いておきたいんですけども、そういうわけにもいかないので結局乗り換えて乗り換えてになっちゃうんです。でも、合わないと3ヶ月でポイといっちゃう場合もあります。長くて4年ですね。

鹿島 :どんな時にイヤになるんですか?

池沢 :たとえば、期待した通りの走りじゃなかったりとか、自分に「合わない」っていうのを感じた時ですね。合う・合わないっていうのは、「血が騒ぐ」じゃないけど、ハートにくるモノ、そそられるモノがないといけないということです。

鹿島 :シートに座った時に、こう、なんとなく、何かが…ってカンジですかね?

池沢 :人でもそうですけど、興味を持ってつき合ってみたけれど、ちょっと中味的に合わないってこと、あるじゃないですか? そういった感じですね。

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「絵日記なんですよね…」